ことの葉diary

ことの葉diary

~明日も前へ進めるように~小さな幸せ探しの旅

「変わること」と「変わらないもの」

 

 

·

❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘

·

皆さん、ご無沙汰しております。

久々の、本当に久々の更新となりました…!

長い間ずっとお休みしていて、もう記事を書くこともないかもしれないなぁ…という気持ちもうっすら浮かんでいた近頃でしたが、来たる2/12,13はAqours 6th lovelive! ということで──

 

f:id:kotonoha_wing:20220211020434j:image

 

思いつきと、ノリで!

新しい記事を書き始めています!笑

(もう書き方から何から色々忘れてしまった。こんな感じだったかなこのブログ……)

 

 

というのはさておき、急展開ですが本題へ。

 

 

最後に私がAqoursに会いに現地へ行ったのは、約2年前の冬。ラブライブフェスという素晴らしいイベントに駆けつけた日のことでした。

その日のチケットは、ブロガー仲間の一人の女の子から連番席を譲っていただきまして、奇跡的にその景色を目に焼き付けることができたという特別な一日になりました。

 

その後もシリーズ通して、楽しみなイベントが数多く予定されていたかと思いますが、世界の情勢はガラリと変化し、ライブは軒並み中止、私たち一人一人の生活も一変してしまいましたね…

 

一方で私は、その年の夏が終わる頃、翌年冬に控えた重要な試験に臨むため、オタクとしての様々な活動からしばらく身を引く決心をしていました。

長い年月をかけて集めてきたグッズたちも、視界に入って余計なことを考えてしまうことがないようにと、クローゼットの奥の奥へしまいました。

 

 

·

🌸

·

 

 

厳しい冬を越え、季節はようやく春に。

試験には無事合格し、ずっと昔から憧れていた職業に就くことができました。

 

こうして始まった忙しくもやりがいのある日々は、充実していて、時の流れは早いものでした。

Twitterやブログにも復帰しようと当初は考えていましたが、長いブランクがあるせいか、はたまた新しい生活に慣れてしまったせいか、気づけば以前のようなオタク「こと葉」に戻ることが難しくなっていました。

 

新曲が出たら何度もリピートして聴いて、ラジオや生放送の日はわくわくしながら定刻になるのを待ち、公式やキャストさんのツイートを見過ごすことなくチェックする──そんな風に、以前は当たり前のようにできていたことが、今の私にはできなくなっていました。

一日中Aqoursラブライブのことを考えて過ごしていた日々は何だったのだろうか。そんな日々が確かにあったはずなのに──

 

そう考えて、悲しく寂しい気持ちが押し寄せる瞬間が幾度となくあったことを覚えています。

まだAqoursのファンを名乗っていても良いのだろうか…。そんな思いが頭をよぎったこともありました。

 

 

·

‪𓂃 𓈒𓏸໒꒱

·

 

 

そんな私が今回現地参戦できることとなった6thライブに前向きな気持ちになれたのは、年末に行われたAqours2年半ぶりのワンマンライブラブライブ!サンシャイン!! Aqours EXTRA LoveLive! ~DREAMY CONCERT 2021~』に配信で参戦した日のことでした。

 

f:id:kotonoha_wing:20220211011551j:image

 

キャラ&キャスト含めたAqoursメンバーひとりひとりの言葉から「変わること」「変わらないもの」は共存していること。その両方があることが当然で、そしてその両方があるからこそ、いまという時間がより一層尊いものになるということを教わったライブだったような気がします。

 

変わることを恐れない彼女が

一番かっこいいと私は思いました…!

 伊波杏樹さん ライブMCより

 

私たちを取り巻く環境が変わり

私たち自身の生活や方向性が変わっても、

 

ラブライブ!サンシャイン!! が好きだ。

Aqoursが大好きだ。

 

その気持ちは何一つ変わっちゃいないのだと。

私はこんなに変わったけれど、今でもこんなにAqoursが好きだと、初めてライブ遠征に行っちゃおうと思うくらい(実は今回の名古屋が人生初のライブ遠征だったりします)Aqoursが大好きだと、今なら胸を張って言うことができます。

彼女たちが「それでいいんだよ」と教えてくれたから。

 

 

·

❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘*.゚❁⃘

·

 

 

さあ、明日はいよいよ待ちに待った6thライブ!

今日まで全力で走り続けてきた皆さん、どうかお手柔らかに…いや、こちらも負けない気持ちで参戦しますので、声は出せないライブですが熱いハートで応援の気持ちを飛ばしましょうね!

そして私と同じく久々Aqoursな皆さん、数年間温めてきたパワーをようやく発揮する瞬間が来ました!現地にいても、配信でもアーカイブでも、思いっきり楽しみましょう✨

 

それでは、お久しぶりブログでしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました(*´ᗜ`*)

 

P.S. おまけと言ってはなんですが、1年半ぶりにクローゼットの奥から救出された大切な宝物たちの一部抜粋をご紹介して終わります!

 

f:id:kotonoha_wing:20220211021625j:image

f:id:kotonoha_wing:20220211021800j:image

f:id:kotonoha_wing:20220211021808j:image

f:id:kotonoha_wing:20220211021826j:image

 

See you next time in Nagoya Dome・・・

こと葉🌱

かごの鳥からの卒業

 

f:id:kotonoha_wing:20210223190145j:image

photo: 長井崎の桜(2018年3月撮影)

 

みなさん、ご無沙汰しています。こと葉です。

半年くらいの間、全集中常中に徹していた私ですが、ようやく諸々が落ち着き、お陰様でひとまず、穏やかな気持ちで春を迎えられることとなりました…!🌸

 

というのも、今まで個人的な情報はあまり発信してこなかったので、初耳だという方のほうが多い気がしているのですが、私は現在薬学部の6年生で、先日その最後の砦となる国家試験を終えたところになります(※合格発表はまだもう少し先です)◀︎イマココ!

 

·

❁⃘

·

 

さて、6年間…本当に長かった…。

覚悟して進んだ道とは言え、心が折れそうになったことも沢山ありました。

一日の大半を閉め切られた教室や実験室で過ごしたことも、勉強のために犠牲にした沢山のことも───これで本当に全てが報われるのだと思うと… もう、この感情をどう表現したらいいのかよく分かりませんね(;ᴗ;)

 

今年は世の中も一変して、就活→卒研発表→卒試→国試という最後の鬼の1年間を、孤独に耐えながら戦わなくてはならない局面も少なくありませんでした。

けれども、弱音を吐きそうな時、もうダメになりそうな時──励まし支えてくれたり、温かく見守ってくれた人達がいたからこそ、今こうして穏やかに季節の変わり目を感じられる自分がいるんだな…と本当に痛感しています。

 

最終決戦、泣いても笑っても、結果を出せるかどうかは全て自分次第。プレッシャーに押し潰されそうになりながらも、沢山の人から貰った言葉やエールを思い出しては、最後ここで負けるわけにはいかないと自分を奮い立たせていました。

大袈裟でも綺麗事でもなく、私一人では絶対に勝てなかっただろうな…と、振り返ってみて強くそう思います。

 

·

❁⃘

·

 

ひょんなことからラブライブを好きになって、最初はその〝好き〟を一人呟いていただけだったのに、いつの間にかみんなの輪の中に入ることができるようになって──

 

大学生活のことも、将来に繋がる試験のことも、そんなのは「こと葉」ではない「素の私」の日常の一部でしかなくて、この界隈においては全く関係の無いことのはずなのに──それなのに私はこの界隈から、この界隈を通じて得られた人の繋がりから、大きな大きなパワーを貰い続けていました。

 

f:id:kotonoha_wing:20210223182249j:image

 

いつかのブログでも書きましたが、ラブライブ!シリーズがくれた出会いが、私を幾度となく救ってくれたなぁ…と本当に思います。

 

このご時世、ライブやイベント等でお会いできる機会はもう少し先になりそうですが

また「I live Love Live! days!!」をみんなで噛み締めながら叫べる、そんな日を心待ちにして、それまで元気で頑張ろうと思います✩.*

このブログを読んでくださっている皆さんも、大変なこと辛いこと、乗り越えなければならない試練なども時にはあり、楽しいばかりの日々ではないかと思いますが、今はとにかくご自身の健康を一番に、どうかお元気でお過ごしください!

 

ということで… ぼちぼちTwitterの方にも復帰しようかなと思っていますので、みなさんどうぞこれからも、よーろしくー!です (*> ᴗ •*)ゞ

 

ありがとうを 君に…!

 

こと葉 🌱

 

See you next time.

お久しぶりです。

ええっと、まず初めに言っておかなければならないのが、今日のはいつものブログというよりはちょっとした呟きです。

呟きならTwitterに直接呟けばよかった話なんですが、文字数がそれなりにオーバーしてしまいそうだったのと、ブログ、久しく更新できてなかったので(せっかく更新するならちゃんと記事を書きなさいよって話なんですけどね)お休み期間に入る前に一度だけ…と思いまして。

 

なので、基本独り言なので読んでくれている方がいるのかどうかも微妙ですが、ブログというよりはツイートのような感覚で読んでもらえたらなと思います‪。

 

 

❁⃘

 

 

あらためて、先日Twitterの方でも少しだけご挨拶をさせていただきましたが、しばらくはコンテンツに関わる様々な活動をお休みさせていただこうと考えています。

お世話になった方がたくさんいるにもかかわらず、一人一人に直接お話をするわけでもなく、このような形での急なご報告となり申し訳ありません。

 

 

(※以上が当該ツイートになります)

 

 

❁⃘

 


‪頭のなか基本お花畑だったり、争いごとが苦手だったり… 理想や夢だけを追いかけていたくなる性分ではありますが、現実や真実からは目を背けずに、嘘偽りなく、通すべき筋はきちんと通してやってきたつもりです。‬いつ何時何事も。
‪そして、ここでは明るく前向きにいなきゃと沢山強がりを言ってきたけれど、暗闇の中にぽつんと取り残されてしまったような──そんな気持ちとともに、1ミリも前に進めなくなってしまったこともありました。それをある種の怪我と例えるならば、たぶんその怪我は、今もまだ完全には治りきってはいないのだと思います。


‪でも、

 

帰りを待つと言ってくれた人がいる。

大切に過ごしてきた時間がある。

そして何より、またここに戻ってきたいと思う気持ちが、今私の中にある。‬

時は流れ、世界も変わっていくから、先の約束なんてできるはずはないけれど… でも、今ここで述べていることは紛れもない〝真実〟であり、確かなことには変わりありません。

 

だから、いつかちゃんと帰ってくると約束させてください。いつになるか分からないけれど、こればっかりは、正直果たせる約束なのかどうか自信があまり持てないけれど…

だけど、それも含めて待っていてほしいです。

〝楽しい〟を一緒に共有できる、そんな当たり前のようで当たり前じゃない、すごく幸せな場所に、また帰ってきたいなぁと…私は心から望んでいます。

 

 

❁⃘

 

 

さて… 伝えたいこともありがとうも、ちょっとした不満や怒りんぼ大会も、思い出話も未来のお話も、きっと書き出したらキリがなくなってしまいそうなので、ここまでにしようと思います。

 

流れるままに書いた文章なので、まとまりがなかったり、何を言っているのか意味が分からなかったりする箇所も多々あるだろうなぁとは思いますが、いつもの印象からは少し離れた『ことの葉diary』もたまにはいいかな…?と、思うことにしておきます。

 

f:id:kotonoha_wing:20200912113310p:image

 

それでは、いつの日か

また笑顔で 🌱🌱🌱

 

こと葉

 

Happy Birthday to YOU.

 

·

·

 

風が吹き抜けて、淡く春色に染まった花びらが宙に舞う。辺りを見渡すと、色とりどりの花たちが気持ちよさそうにお日様の光を浴びて、満開だった桜には、新しい緑が色付き始めています。

4月17日───そんな優しい季節に誕生日を迎えるあの子。

 

渡辺曜ちゃん。私はあなたが大好きです。

 

毎年この季節が近づいてくると、年に一度の大切な日だから、いつもとは違う何か特別なことが出来たらいいな…って、1人作戦会議をする日々が始まるんです。そういうふとした時間がまた、私にとってはちょっとした楽しみだったりもするのだけど───

それで、今年はどうしようかなぁ…とずっと考えていました。

 

続きを読む

航海日誌

 

こういうのって雰囲気が重要じゃない?

その日の気分と直感で選んだ日記帳のデザイン。ページは色褪せて、"いかにも"な雰囲気が漂っている───ような気がする。

表紙をめくると、最初のページが現れた。

 

 

f:id:kotonoha_wing:20191031145854j:image

 

今読み返すと、オーバーで恥ずかしくて、でも何だかちょっとわくわくする、そんな始まり方をした小さな航海。パラパラと音を立てて空白のページを開いたら、久々に何か書いてみたい気持ちになったので、今、ペンを手に取ったところです。

そんなわけで今日は、あの日漕ぎ出した頼りない船が、私自身をどんな所へ連れて行ってくれたのか───約3年が経過した今日までの記憶を、少しばかりこの日記に書き留めておこうと思います。。⛵️

 

 

 

 

出航の合図

あの日、いわゆる二次元で表される世界とは縁もゆかりも無かった自分が、アニメに対する偏見すら持っていた自分が、何かの縁で結ばれるかのようにしてインストールしたゲームアプリ

 

ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル

通称:スクフェス

 

全ての始まりはここからでした。

 

曲に惹かれ、歌詞に惹かれ、その流れに身を任せてアニメ本編を最後まで視聴したわたしは、もう既にその物語の虜に。

 

私にとってのラブライブの入口はμ’sだったこともあり、その過程では色々な心の葛藤があったりもしました。隠さずに言うと、今でこそ大好きなAqoursのことを素直に受け入れられない自分がいたこともありました。

でも、そんな記憶も遥か昔のことに思えてしまうくらい、今日までの日々はラブライブ!シリーズで活躍する沢山のスクールアイドル達によって彩られていたような気がします。

 

μ’sをリアルタイムで応援することはできなかったけれど、いつもイヤホンから流れてくるμ’sicには、どれほど励まされたことか分かりませんし…

AqoursSaint Snowに関しては、彼女たちが紡いだ物語を、新曲や熱のこもったパフォーマンスを、その輝きを…こうして、ここまで一緒に追いかけてくることができました。

そして現在進行中のものと言えば、虹ヶ咲もそうですよね! 個性溢れるメンバーが今後どのような関係性を築いていくのか、この先どんな展開が待ち受けているのか、とても楽しみでもあります。

 

こんな風に、気付けばこの作品の大ファンになっていたわたし。ラブライブ!シリーズにこれ程までの人気が集まる理由やその莫大な影響力を、今なら当然のことのように知っています。

そして時には、彼女達の起こす行動ひとつひとつが、画面を超えて視聴者の心をも動かし、生きる世界を変えてくれることだってあると思うのです。

 

勿論、わたしも例外ではありませんでした。

 

 

航海の始まりから、約2年後。

f:id:kotonoha_wing:20191031164747j:image

それまで何となく波に揺られているだけだった私は、手元の地図に行ってみたい場所を見つけます。そして面舵いっぱい、あとはヨーソローの掛け声を信じて、その方角を目指すことを決めたのでした。

 

 

目標地点 その1 📖✍

───2018年 11月 3日

約一ヶ月近くかけてひっそりと準備を進め、指を震わせながら投稿ボタンを押したあの日、ことの葉diary と名付けたこのブログがスタートしました。

拙い自分語りを受け入れてもらえるのだろうか… 想いは届くのだろうか… そもそも読んでくれる人はいるのだろうか……

積もりに積もった不安を吹き飛ばしてくれたのは、一人や二人では済まない、自分の想像を遥かに超えた皆さんのあたたかさだったことを、今でもよく覚えています。

 

もしかしたら今この瞬間も、あのとき初投稿を見守ってくださったあなたが、あの日から今日までの間に出会えたあなたが、そして今日が初めましてのあなたが、この日記を手に取ってくれているのかもしませんね。

 

目標地点 その1

:言葉にのせて想いを届ける

 

そこに辿り着けたのは、この一年間色々な場面で “想い” を “言葉” を受け取ってくれた皆さんの存在があったからこそでした。

またそれだけではなく、あの頃の自分には知る由もなくて、今の自分だからこそ分かることが一つだけあります。

 

〝ブログを始めて良かったと思える一番の理由〟

それは、こうしてまた文章を書くきっかけが見つかったからでも、わたしの書く文章を誰かに読んで貰えるからでもありません。

一番嬉しかったのは、それを通じて素敵な仲間と出逢えたことでした。(仲間なんて言葉、恐れ多くて使って良いものかどうか悩みましたが…)

 

あったかくて優しい言葉を運んでくれる人

鋭い考察で物語の魅力を更に広げてくれる人

絵や音楽など他方面でも活躍されている人

独自の視点で新しい世界を創り上げる人

情熱的でまっすぐな想いを届けてくれる人

涙を誘うエモーショナルな言葉を紡ぐ人

みんなを笑わせて楽しませてくれる人

 

一人ひとりが本当に個性豊かで。

でもどんな人にも共通していると感じたのは、いくら大変でも、辛い状況の中にいても、頑張ろう、足掻こう、楽しく生きよう! と、しっかりと前を見て進んでいる姿でした。

そんな姿をみて勇気を貰わないはずが無いですし、そんな方々からエールを送って貰えた日には、尚更がんばろうと思える自分がいました。

 

だから───

このブログが運んでくれた宝物は、そんな掛け替えのない人たちとの出逢いだったのだと心底思います。挑戦してみて本当に良かった。

改めて今、そんな思いが込み上げてきました。

 

 

目標地点 その2 🎼🎷

書くことも好きですが、それと同じくらい好きなことがもう一つあります。

それは、音楽です。

既にご存知の方もいるかもしれませんが、わたしは中学校・高校と吹奏楽部に所属していました。楽器を演奏している時間はとても楽しく、みんなの音が一つに重なった瞬間・あの感覚というのは、言葉では表現しきれないほどの嬉しさが込み上げてくるものです。

仲間と一緒に同じ曲を奏でるあの時間が、本当に好きで好きで仕方ありませんでした。

 

大学でも当然続けたいと思っていた吹奏楽───にもかかわらず、結果としてわたしはその道を諦めることになります。

 

わたしが進学した学科は、一週間のうち空きコマが1つあるかないかくらい、時間割が必修科目で埋め尽くされていて、とにかく必死で勉強をしないと進級すら危うくなってしまうような所。

せっかくの土日も課題やレポートに追われることが多く、自由に使える時間はほとんど残りません。

そんな中吹奏楽団に入って、個人練をしたり合奏に出たりする余裕など、もうどこにも残っていませんでした。

 

だから、もう一度本気で楽器と向き合えることも、心地よい和音の中に溶け込めることも、この先もう二度とないだろうと思って───吹奏楽部で過ごした掛け替えのない日々は、思い出の奥底にしまっておこう。

そう決心したつもりでいました。

 

 

しかし、それを貫き通すために必要なエネルギーは相当なもので、好きなことを続けられなくなるというのは、想像していたよりも遥かに辛いものでした。

 

音楽プレーヤーを手に取れば、習慣なのか何なのか吹奏楽の曲を聴いてしまう。聴き流しているつもりが指は勝手に動いて、ステージから見た光景さえも蘇ってくる。

やりたくても出来ないのは頭では理解しているのに、諦めきれない自分がまだどこかにいるのです。本当に困った…

 

そんな時でした。

 

───2018年 夏

ちょうどその頃わたしは、Twitterで #浦の星〇〇部 というハッシュタグをよく見かけるようになり(確か、写真部か軽音楽部だったかと)

もしかして、吹奏楽部もあったりする…? そんな思い付きで検索をかけたのが最初の出来事だったと記憶しています。

 

 

f:id:kotonoha_wing:20191030165657j:image

 

「!!!」

 

軽はずみで入力した文字がばっちりヒットしてしまったことに衝撃を受け、その直後に自分の中で何かが大きく波打つ感覚を覚えました。

大好きなAqoursの曲を……吹奏楽で……

そんな魅力的なことは他のどこを探しても見つからないだろうと、どうして今まで気付かなかったのだろうと、興味は増していくばかり。

それからというもの、Youtubeにアップされていた演奏動画を見たり、ホームページを覗いたりを何度も繰り返して… 無理だと分かっていながら自分の正直な気持ちを抑え込むのにも、そろそろ限界が近づいていました。

 

♩︎

 

季節は移ろい、寒さも増してきたある日、来年度の(大学の)年間予定表が手元に届きました。わたしはそれを見て、思わず自分の目を疑います。

今まで見てきたものとは明らかに様子がおかしい…。 小さな文字で埋め尽くされていたはずのカレンダー、その下半期に、いくつもの空欄が見受けられたからです。

念のため確認をとると、その時期は卒業研究に充てる期間であるため、授業自体は行われないとのこと。説明を聞き終えるよりも前に、わたしは「これが最初で最後のチャンスになるかもしれない、動くなら今しかない」そう確信しました。

 

 

そして、それから数ヶ月後

───2019年 2月3日

わたしは人生で初となるオフ会

それも〝合奏オフ会〟に参加します。

 

時間的な余裕が生まれるのが下半期なのには変わりないので、その間の練習や本番に出席することはできませんでしたが、6月には正式に入部届を提出させて頂いて───

また吹奏楽部だけではなく、時を同じくしてご縁があった管弦楽の方にも参加させて頂ける運びとなりました!

上半期は今まで以上に多忙で大変なことも沢山ありましたが、活動に参加できるようになる日のことを考えれば、そんなことはいくらでも乗り越えてこれました。

 

 

季節は流れ

───2019年 10月 26日

浦の星吹奏楽部『ミツ☆ボシ』ステージ本番

わたしはクラリネットを手に、その場所へ。

 

f:id:kotonoha_wing:20191030183831j:image

 

一時は疎遠になり、諦めかけた音楽をようやく取り戻すことができたと同時に、手にしたものはそれだけではなかったように思えます。

 

 

f:id:kotonoha_wing:20191030181422j:image

練習場所に向かう道中は、まるで小旅行のようで

 

 

f:id:kotonoha_wing:20191030181416j:image

練習終わりに頂くご馳走は、たまらなく美味しくて

 


f:id:kotonoha_wing:20191030181419j:image

内浦の夜は、静けさの中に響く波音が印象的で

 


f:id:kotonoha_wing:20191030181411j:image

いたずらなきっかけから飲みに行ったりもして

 


f:id:kotonoha_wing:20191030181413j:image

持ち寄った寝そべりが集結したら、ピラミッドだって作れちゃう! なんて新しい学びも得ました笑

 

 

吹奏楽部の一員であることの醍醐味は、もちろん皆で一つの曲を奏でる喜びを感じられることに尽きるのでしょうけれども

こうして練習以外の場でも交流ができたり、冗談を言ってみたり、推しに頭を抱えたり限界になったり、その姿を見てまた笑ったり…

そんな何気ない一瞬一瞬が積み重なっていくからこそ、吹くときの楽しさはより一層増していくのだろうなぁ…と、改めて気付かされたような気がしています。

 

目標地点 その2

:音楽を、もう一度みんなで。

 

辿り着くのは夢のまた夢───そう思っていた憧れの場所を見つけられたことは、大袈裟に聞こえてしまいますが、本当に奇跡が起こったかのようでした。

その上で、あと少しだけわがままを言っても許されるのならば───わたしは、まだその目標地点に辿り着いたとは思っていません。

 

 

あたたかく迎え入れてもらった、楽しい思いや嬉しい経験を沢山させてもらった、ありがとうございました───それで終わりたくないなって。

「いつか恩返しができたら」

その言葉には、そんな意味を込めました。

浦吹がなかったら、きっと私の吹奏楽は高校時代の記憶を最後に、もう二度と動き出すことはなかったと思います。

吹ける場所を、合奏の素晴らしさを、いま再びプレゼントしてくれた浦吹や浦オケには、"ありがとう" を伝える代わりに、自分らしい形で感謝の気持ちを示したいです。

いつか、きっと。

 

 

終わりに

出航の合図が鳴ったあの日から、間もなく3年が経過しようとしています。そしてこのブログも、3日後には早いもので1周年を迎えるようです。

走り出しこそ穏やかだったこの船も、ここ1年でちょっぴり大きな冒険ができるくらいには、成長できたのでしょうか?

 

そんなタイミングではありますが、少しお伝えしておかなければならないことがありますので、この場をお借りして。

 

この調子でどんどん前に…! と心は叫びたがっている私ですが、恐らく来年度は、こちらでの活動(いわゆる推し事)についてはペースを落とす必要がありそうです。

ブログも、吹奏楽部や管弦楽部も、ラブライブ!シリーズも、これから益々躍進していくであろう年に、私自身は少しばかり歩みを緩めなければならないのは、何だか寂しくもあって。

せっかく視界が晴れてきたときに思い切り進めないのは本当に残念ですが、今後の人生に関わる大事な1年間ですからね、こればっかりは仕方ない。

 

というわけで、自由が確約されている2019年度下半期も、残り数ヶ月。その先のことは、まだ私にもよく分かりません。

でも───

 

きっと あとで笑えるからさ

きっと ぜんぶ乗りこえてくよ

今日は一度しかない

やりきって生きてこう毎日

───♪未体験HORIZON

 

だからこそ、ラブライブらしく、いまを全力で楽しんで生きるのみだと思っています!

思い出抱いて前に… それしかないと

 

 

 

 

スクフェスと出会い

 

心動かされる歌や物語と出会い

 

聖地巡礼を通してその土地の温かさに触れ

 

Twitterやブログを通じて、素晴らしい感性をもった人たちと出会い、想いを共有できる場をもてるようになり

 

ラブライブ!サンシャイン!! × 音楽 が繋いでくれた、大切にしたいと思える場所と仲間ができて────

 

君のこころ… 輝いてるかい?

胸に聞いたら

───♪君のこころは輝いてるかい?

 

注がれたお茶がまだ熱い いまなら

その問いにYes!!と答えられるかもしれません。

 

f:id:kotonoha_wing:20191031154323j:image

 

そうだ 僕たちは

まだ夢に気づいたばかり

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

The voyage never ends … ⚓

こと葉

 

いまはいまを楽しんで

 

ラブライブ!生放送

μ’s 9th Anniversary 課外活動

のぞりんことほのまき

視聴しました♪♪♪♪♪

 

そんな中ですね、少しばかり呟きたい事が色々と頭の中に浮かんできまして。そうこうしているうちに、これは呟くには長すぎるなという文量になってきてしまったので、こうして久しぶりにブログを開いている次第であります。

 

今回に至っては特に(と言っても割と毎回そうなんですが)書きなぐり&自分語り全開の記事になるかと思いますが、是非お付き合い頂けたら幸いです‪‪‪‪( ᵕᴗᵕ )✩

 

 

❁⃘

 

 

私がラブライブ!を好きになったのは、今から約3年前のこと。スクフェスがきっかけで出会い、歌に惹かれ、物語の素晴らしさに感動し、気が付けいた時にはもう、私はラブライブ!の世界のトリコになっていました。

 

そして暫くして「何やらこのコンテンツでは、キャラクターを演じる声優さん達が実際に歌って踊るライブが行われているらしい」という情報が、ようやく自分のところにも舞い込んできました。

大好きなあの歌と踊り、そして衣装やステージが目の前で再現される感覚って、一体どんな感じなんだろう…? いつか行ってみたいなぁ…

そんな淡い感情を抱いたのも束の間。

 

『東京ドームで、μ’s ファイナルライブ』

衝撃的なニュースを耳にしたのは、その数日後のことでした────

 

それはあまりにショッキングなニュースでした。

恐らく、それまで長い間このコンテンツを追いかけてきたファンの方々にとっては、歴の浅い自分なんかとは比べ物にならないほど複雑な心境だったことと思います。

ですが、そんな私の心にも大きな穴がぽっかりとあき、冷たい風が吹き抜ける日々が続きました。μ’sのライブに行く』という一つの夢が、永遠に夢のままで終わってしまうように感じてしまったからです。

こんなに好きなのに…もっと早く出会えていれば…と後悔は募るばかりでした。

 

 

❁⃘

 

 

でも、その後悔はやがて、少しずつではあるものの希望に変わっていきました。μ’sが残してくれた沢山の宝物と、Aqoursが見せてくれた新しい未来、その両方が私を前に進ませてくれたのだと思います。

 

f:id:kotonoha_wing:20190822031851j:image

さようならは

いつかまたねの意味だよ

そうなるよ

いまはいまを楽しんで

さわぎたいなみんなも

さようならへさよなら!

それは大胆な未来の“Hello”

 

私はその日から、この歌を信じようと決めました。

後ろを振り返って悲しい気分に浸っているなんて勿体ないと、そう思えるようになりました。 いまが最高! その言葉の意味にやっと気付けるようになりました。

 

“いま” とは、あの時のあの瞬間であり、今のこの瞬間でもあるんですよね。だからこそ後ろを向いている暇なんてなくて、いまはいまを楽しまないと勿体ない…!

一番簡単で、一番大切なことに気付かされてからというもの、ラブライブの世界の“いま”を全力で楽しみながらここまで来ました。Aqoursを通じての関わりが中心だったここ数年も、μ’sのことが頭から離れたことは一度もありませんでした。

 

そして──────

『μ'sのライブに行く』

その夢がついに現実になろうとしています。

 

もう、言葉になりません。現地だろうとLVだろうと、あの9人が歌って踊る姿を目の当たりにすること。それは一度諦めかけた夢であり、叶う保証のなかった夢でした。

当日、どこにいたとしても、同じ時を共に過ごせることが何よりも嬉しくて仕方ありません。

 

しかも、それだけに留まらず、9周年を記念したNEWシングルの制作が決定…!! 再びあの9人の新しい姿を見ることができるなんて、夢のまた夢のようです。。

 

 

❁⃘

 

 

ということで…改めまして!

ラブライブ!シリーズ9周年

いまを共に過ごすことができて本当に幸せです。

 

この気持ちを胸に、私自身も

いまを大切に、精一杯、全力で

楽しんで生きていこうと思います。

 

 

❁⃘

 

 

以上、久々のブログ更新でした🌱

 

私事ですが、ここ数ヶ月は特に多忙で、好きなことに費やせる時間がほとんどなく、必然的にラブライブとも距離を置いて過ごすような形になりました。

そんな中で、自分がこの先どこまでラブライブを追いかけていくのか、好きでい続けられるのか、見つめ直したり、少し悩んだりなんかもしていました。気持ち的にもかなり揺れていたと思います。

でも、今回の生放送を見て、気持ちがまた固まりました。

 

私、やっぱりこの作品が好きです。

 

ラブライブ!は、いつもどんな時でも、前を向かせてくれるんです。プラスの方向へ導いてくれる、不思議なパワーがあると思うんですよ。

だから、素直な “好き” が心にある限りは、この作品を全力で応援し、全力で楽しもうと、そう思い直しました。

 

これから先も、時間に制限は出てくるだろうし、やりたくても出来ないことも生まれてくるだろうけれど、細かいことを考えるのは一旦止めにして、たまには自分の好きなように、気の向くままにやってみようと思います。

 

ということで、最初から最後まで思い付いたことを喋るだけの自分語りになってしまいましたが…💦

お付き合い下さった皆様、ありがとうございました!

 

それでは、また (*´ᗜ`*)

 

 

こと葉

 

虹の向こう側へ

 

不思議な夢をみた。

あったかくて キラキラしていて

────とても、幸せな夢。

 

日中の忙しさと頑張りに対しては少し物足りなく感じてしまう短い眠りの間に、こんなに心地の良い夢を見るのはいつぶりだろう?

起きたばかりのふわふわとした頭で記憶を辿りながら、今さっきまで自分がいた素敵な世界の景色を忘れないように…

私は、夢中でペンを走らせた。

 

 

·

·

 

 

前回のブログ更新が3月だったようで、少し間があいてしまいました。

お久しぶりです(* ᵕᴗᵕ )

 

さて皆さん、なんと、いよいよ明日は……

待ちに待った5thライブの幕開けですね!!!

 

 

f:id:kotonoha_wing:20190607204048j:image

 

 

もう、本当に、楽しみで仕方ありません…!

ここ一週間ずっとふわふわしてたんですよ。「やばい、あと1週間だ」「ええっ、もうあと3日しかない」みたいな感じで。ライブを前にして自分の中にも色々な感情が生まれ、想いはより一層高まるばかりですが、考えることはただ一つ。

Aqoursの輝きを受け止めて、それに負けないくらい私たちも輝いて、一瞬一瞬を噛み締めて全力で楽しみたい。それが私の一番の願いです。

 

ということで、今回のブログですが、5thライブハッシュタグ企画 #終わらない夢見よう に参加させて頂く形での投稿となります。私の記事を初めて読んでくださっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな初めましての方々とも、いつもお世話になっている方々とも、ラブライブ!サンシャイン!! が大好きな皆さんと一緒に、5thライブを目前にしたこの熱の高まりを一緒に共有していきたい…!という気持ちから、今、大急ぎで記事を書いています。

 

何しろ時間に余裕がないので、一晩で仕上げられる内容となると(私のポテンシャルからして)大したものを書けないのは目に見えているのですが、それでも何か書けることはないかと色々悩んで、今回はこのお話をすることにしました。

 

〝最近見た夢について〟

 

誤字脱字・クオリティ等々、目に余る点がたくさんあるかと思いますが、気楽に読んで頂けたら幸いです。

それでは時間もないことですし、詳しい説明は省略しまして、早速皆さんを不思議な夢の世界へお連れします。

 

本編へどうぞ…☽︎‪︎.*·̩͙‬

 

 

 

·

·

 

 

 

────気がつくと、小さな部屋の中にいた。

ゆっくりと周囲を見渡すと、まるでおとぎ話にでも登場するかのような、可愛らしい内観が広がっている。木材で作られたテーブルには、可愛らしい花柄の布を縫い合わせたクロスが敷かれ、丸太でできた椅子が2つ、テーブルを挟んで向かい合っていた。

壁に飾られた鳩時計が、右へ左へゆらゆらと揺れながらリズムを刻む。たぶん、あともう少しで午後の三時をお知らせしてくれる頃だろう。

 

そんな風に、しばらく部屋の中を物色していた時だった。窓から柔らかい光が射し込み、白いカーテンがひらりと舞う。窓が開いていることに気が付いた私は窓辺に歩み寄り、カーテンをそっと開くと……そこには、思わず息を呑んでしまうほどの美しい花園が広がっていた。

素晴らしい光景を前に、感動して言葉も出ないまま、その場から動けなくなっていたその時────聴こえてきたのである、鳥のさえずりが。

 

ぱっと見る限り、窓の外に鳥の姿はない。上を見上げてみたけれど、そこにもいなかった。『それじゃあ一体どこに…? あ、もしかしてさっきの鳩時計かも』その可能性が高いと決め込んで後ろを振り返ると、そこに答えはあった。

 

鳥は、部屋の中にいた。

 

青い羽をまとった小さな鳥が、鳩時計の上にとまっている。そして、次に何かを考える隙も与えず、その鳥は羽を広げ、私のいる方へ向かって勢いよく飛んできた。びっくりした私は反射的に身を屈めると、そのすぐ横を通り過ぎて、窓の外へ飛んでいってしまった。

それはあまりに一瞬の出来事で、何が起きたのか自分でもよく分からなかった。すぐに振り返って窓の外を見てみたものの、もうその姿はどこにもない。私は、あの青い鳥の行方が気になって仕方がなかった。

追いかけたい。そう思い立って、小走りで玄関の方へ。躊躇なくその扉を開き、私も外の世界へと飛び出した────

 

 

 

 

そこでは、一面に咲く色とりどりの花たちが、まるで歌でも歌っているかのように揃って風に揺れていた。そして、360度どこを見渡してもこの小屋以外には建物はなく、残念ながら青い鳥の姿もなかった。

でも、その代わりに、妙に目を引く物が自分の目の前にぽつんと置かれている。

 

それは、一枚の扉だった。

 

『見た目こそ地味だけど、これっていわゆる…どこへでも行けちゃうってやつ?』

漫画のような想像を膨らませながら私は、少し年季の入ったその扉の前に立ち、そっと中を覗くような形で向こう側の世界へ足を踏み入れる。期待と少々の不安が入り交じった、胸の高鳴りを感じながら────

 

 

 

 

「…………え?」

思わず声を漏らしたのは、目の前に現れた新しい世界に感動したからでも、想像を上回る景色に驚いたからでもない。

 

扉の向こう側とこちら側で

“同じ景色”が広がっていたからだ。

 

いや、正確に言うとそれだけではない。

ただ一つだけ、今まで見えなかったあるものが、突然目の前に現れたから。それが一番の理由だった。扉を開けるまでは見えなかった素晴らしい光景が、確かにそこにある。

 

 

がかかっていた。

 

 

目の前に見えるその虹は、今まで見てきたどんな虹よりも美しく、キャンバスに描いたかのような鮮やかな色彩と、異様なくらいの存在感、そして輝きを放っている。

 

それだけではない。

虹の裾、そんな表現で伝わるだろうか。普段は見えない地面と虹の境界線が、数十メートル先にくっきりと見えるのである。

まるで、本当に橋がかかっているかのように。

 

今ならあれを渡れてしまうんじゃないか。

何の根拠もないけれど、そんな想像が頭をよぎった。何故ならここは夢の中である以上に、いつの日か幼い頃の自分が書いた物語の世界に、とてもよく似ていたから。

『ここから先は、私に任せて!』

心の中で、幼い頃の自分へ向けて得意気な言葉を投げかけた私は、虹の橋めがけて一直線に走り出す────

 

 

 

 

満天の青空。

 

吹き抜ける風。

 

さっきまでいた小屋はぐんぐん遠ざかって

気付けば、下には海が広がっていた。

 

進む道の先には────新しい大陸が見える。

 

 

これからどんな世界に辿り着くのだろう…

どんな景色が待っているのだろう…

 

まだ見ぬ世界に心踊らせ、眩しい太陽の光を浴びたその瞬間、自分の視界がゆっくりと薄れ始める。

 

 

『そういえば、あの青い鳥はどこへ行ったのだろう…? またどこかで会えるかな。会えたらいいな』そんなことを思い描きながら、何一つ変わらないいつも通りの世界で、私は目を覚ました。

 

 

·

·

 

 

 

回想はここまでになります。

最近は忙しいからなのか…はたまた大人になってしまったからなのか…夢なんて、めっきり見なくなってしまって。でもそんな中、こんなに幸せな気分に浸れる夢を、しかも5thライブの直前に見られたことが凄く嬉しくて、これも何かの繋がりなのかなぁ…なんて思ってしまいました。

 

その先にどんな世界が広がっているのか、夢の続きが気になるところですが『終わらない夢見よう』その言葉の通り、夢に終わりはないはずです。

どんな夢でも、どんな物語でも、その先には終わりのない素晴らしい未来が広がっていて、いつだって私たちを受け入れようとしてくれているのだと思います。

そんなことを、寝起きのふわふわした頭で考えたりしていました。

 

ということで皆さん!短い夢の旅でしたが、お付き合い頂きありがとうございました。貴重な時間を割いて、最後まで読んでくださったこと、感謝の気持ちでいっぱいです。

皆さんのもとにも幸せな夢が訪れますように……そして明日・明後日の2日間、その先もずっと素晴らしい世界への旅が続いていくことを願って、この記事を締めたいと思います。

 

 

それでは…!

虹の向こう側でお会いしましょう♬.*゚

 

f:id:kotonoha_wing:20190607204136j:image

 

 to be continued…

 

こと葉