虹の向こう側へ
不思議な夢をみた。
あったかくて キラキラしていて
────とても、幸せな夢。
日中の忙しさと頑張りに対しては少し物足りなく感じてしまう短い眠りの間に、こんなに心地の良い夢を見るのはいつぶりだろう?
起きたばかりのふわふわとした頭で記憶を辿りながら、今さっきまで自分がいた素敵な世界の景色を忘れないように…
私は、夢中でペンを走らせた。
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前回のブログ更新が3月だったようで、少し間があいてしまいました。
お久しぶりです(* ᵕᴗᵕ )
さて皆さん、なんと、いよいよ明日は……
待ちに待った5thライブの幕開けですね!!!
もう、本当に、楽しみで仕方ありません…!
ここ一週間ずっとふわふわしてたんですよ。「やばい、あと1週間だ」「ええっ、もうあと3日しかない」みたいな感じで。ライブを前にして自分の中にも色々な感情が生まれ、想いはより一層高まるばかりですが、考えることはただ一つ。
Aqoursの輝きを受け止めて、それに負けないくらい私たちも輝いて、一瞬一瞬を噛み締めて全力で楽しみたい。それが私の一番の願いです。
ということで、今回のブログですが、5thライブハッシュタグ企画 #終わらない夢見よう に参加させて頂く形での投稿となります。私の記事を初めて読んでくださっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな初めましての方々とも、いつもお世話になっている方々とも、ラブライブ!サンシャイン!! が大好きな皆さんと一緒に、5thライブを目前にしたこの熱の高まりを一緒に共有していきたい…!という気持ちから、今、大急ぎで記事を書いています。
何しろ時間に余裕がないので、一晩で仕上げられる内容となると(私のポテンシャルからして)大したものを書けないのは目に見えているのですが、それでも何か書けることはないかと色々悩んで、今回はこのお話をすることにしました。
〝最近見た夢について〟
誤字脱字・クオリティ等々、目に余る点がたくさんあるかと思いますが、気楽に読んで頂けたら幸いです。
それでは時間もないことですし、詳しい説明は省略しまして、早速皆さんを不思議な夢の世界へお連れします。
本編へどうぞ…☽︎︎.*·̩͙
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────気がつくと、小さな部屋の中にいた。
ゆっくりと周囲を見渡すと、まるでおとぎ話にでも登場するかのような、可愛らしい内観が広がっている。木材で作られたテーブルには、可愛らしい花柄の布を縫い合わせたクロスが敷かれ、丸太でできた椅子が2つ、テーブルを挟んで向かい合っていた。
壁に飾られた鳩時計が、右へ左へゆらゆらと揺れながらリズムを刻む。たぶん、あともう少しで午後の三時をお知らせしてくれる頃だろう。
そんな風に、しばらく部屋の中を物色していた時だった。窓から柔らかい光が射し込み、白いカーテンがひらりと舞う。窓が開いていることに気が付いた私は窓辺に歩み寄り、カーテンをそっと開くと……そこには、思わず息を呑んでしまうほどの美しい花園が広がっていた。
素晴らしい光景を前に、感動して言葉も出ないまま、その場から動けなくなっていたその時────聴こえてきたのである、鳥のさえずりが。
ぱっと見る限り、窓の外に鳥の姿はない。上を見上げてみたけれど、そこにもいなかった。『それじゃあ一体どこに…? あ、もしかしてさっきの鳩時計かも』その可能性が高いと決め込んで後ろを振り返ると、そこに答えはあった。
鳥は、部屋の中にいた。
青い羽をまとった小さな鳥が、鳩時計の上にとまっている。そして、次に何かを考える隙も与えず、その鳥は羽を広げ、私のいる方へ向かって勢いよく飛んできた。びっくりした私は反射的に身を屈めると、そのすぐ横を通り過ぎて、窓の外へ飛んでいってしまった。
それはあまりに一瞬の出来事で、何が起きたのか自分でもよく分からなかった。すぐに振り返って窓の外を見てみたものの、もうその姿はどこにもない。私は、あの青い鳥の行方が気になって仕方がなかった。
追いかけたい。そう思い立って、小走りで玄関の方へ。躊躇なくその扉を開き、私も外の世界へと飛び出した────
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そこでは、一面に咲く色とりどりの花たちが、まるで歌でも歌っているかのように揃って風に揺れていた。そして、360度どこを見渡してもこの小屋以外には建物はなく、残念ながら青い鳥の姿もなかった。
でも、その代わりに、妙に目を引く物が自分の目の前にぽつんと置かれている。
それは、一枚の扉だった。
『見た目こそ地味だけど、これっていわゆる…どこへでも行けちゃうってやつ?』
漫画のような想像を膨らませながら私は、少し年季の入ったその扉の前に立ち、そっと中を覗くような形で向こう側の世界へ足を踏み入れる。期待と少々の不安が入り交じった、胸の高鳴りを感じながら────
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「…………え?」
思わず声を漏らしたのは、目の前に現れた新しい世界に感動したからでも、想像を上回る景色に驚いたからでもない。
扉の向こう側とこちら側で
“同じ景色”が広がっていたからだ。
いや、正確に言うとそれだけではない。
ただ一つだけ、今まで見えなかったあるものが、突然目の前に現れたから。それが一番の理由だった。扉を開けるまでは見えなかった素晴らしい光景が、確かにそこにある。
虹がかかっていた。
目の前に見えるその虹は、今まで見てきたどんな虹よりも美しく、キャンバスに描いたかのような鮮やかな色彩と、異様なくらいの存在感、そして輝きを放っている。
それだけではない。
虹の裾、そんな表現で伝わるだろうか。普段は見えない地面と虹の境界線が、数十メートル先にくっきりと見えるのである。
まるで、本当に橋がかかっているかのように。
今ならあれを渡れてしまうんじゃないか。
何の根拠もないけれど、そんな想像が頭をよぎった。何故ならここは夢の中である以上に、いつの日か幼い頃の自分が書いた物語の世界に、とてもよく似ていたから。
『ここから先は、私に任せて!』
心の中で、幼い頃の自分へ向けて得意気な言葉を投げかけた私は、虹の橋めがけて一直線に走り出す────
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満天の青空。
吹き抜ける風。
さっきまでいた小屋はぐんぐん遠ざかって
気付けば、下には海が広がっていた。
進む道の先には────新しい大陸が見える。
これからどんな世界に辿り着くのだろう…
どんな景色が待っているのだろう…
まだ見ぬ世界に心踊らせ、眩しい太陽の光を浴びたその瞬間、自分の視界がゆっくりと薄れ始める。
『そういえば、あの青い鳥はどこへ行ったのだろう…? またどこかで会えるかな。会えたらいいな』そんなことを思い描きながら、何一つ変わらないいつも通りの世界で、私は目を覚ました。
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回想はここまでになります。
最近は忙しいからなのか…はたまた大人になってしまったからなのか…夢なんて、めっきり見なくなってしまって。でもそんな中、こんなに幸せな気分に浸れる夢を、しかも5thライブの直前に見られたことが凄く嬉しくて、これも何かの繋がりなのかなぁ…なんて思ってしまいました。
その先にどんな世界が広がっているのか、夢の続きが気になるところですが『終わらない夢見よう』その言葉の通り、夢に終わりはないはずです。
どんな夢でも、どんな物語でも、その先には終わりのない素晴らしい未来が広がっていて、いつだって私たちを受け入れようとしてくれているのだと思います。
そんなことを、寝起きのふわふわした頭で考えたりしていました。
ということで皆さん!短い夢の旅でしたが、お付き合い頂きありがとうございました。貴重な時間を割いて、最後まで読んでくださったこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さんのもとにも幸せな夢が訪れますように……そして明日・明後日の2日間、その先もずっと素晴らしい世界への旅が続いていくことを願って、この記事を締めたいと思います。
それでは…!
虹の向こう側でお会いしましょう♬.*゚
to be continued…
こと葉